四国の旅 松山編

先日のエントリのつづき。松山編です。

松山で有名なものといったら、やはり道後温泉ですよね。
千と千尋の神隠しで一部モデルとされたことで、より多くの人に広まったイメージがありますが
直接の描写があるという意味では、夏目漱石の「坊っちゃん」が公式にプッシュされています。

また、NHKで3年に渡ってドラマ化された「坂の上の雲」の舞台としても知られています。
すっかり忘れていたけど、オープニングのシーンで見られるあの場所は松山城なんですよね。

そんな感じで、松山でも聖地探訪な趣がありますが
引き続き、まったり目で旅は進行していきます。

高速バスで松山へ

高知から高速バスにのって約3時間。松山に到着。
そのまま松山市駅前から路面電車にのり道後温泉へ向かいます。

道後温泉はご飯にありつけないほど混んでいた

20分ほどで道後温泉に到着。あたりはすっかり暗くなっていました。
早速、宿にチェックインして、温泉に入り、一休みしてから街へ出かけました。

さすがはゴールデンウィーク
時間は21時を回っていたのですが、多くの人が街を出歩いています。
道後温泉本館前は入館待ちの人や写真を取る人などで特に混み合っていました。

商店街も22時まで営業しているところが多く、賑やかです。

地方の温泉街がこうも賑わって観光地っぽくしているのもけっこう好きですが、若干問題が。
そもそも外に出てきたのはご飯を食べるつもりだったのに、店がどこも一杯!
仕方ないのでコンビニへ行ってみても、おにぎりひとつ残っていません!
結局あきらめてポテチとからあげクンを買って戻りました・・

ちなみに宿はけっこう大きめの温泉旅館。
シングルの洋室でビジネス向けといった感じです。
GWのせいもあってかコスパの悪い部屋だけど、茶菓子が数種類備えてあったのは良し。

そして翌日、朝の道後温泉。

せっかくなら道後温泉本館でお風呂に入りたかったけれど、やはり人が多そうなのでやめました。
今度、もっと人が少なそうな日に改めて来るとしよう。
こういうのはなるべく静かに楽しみたいし、何と言っても待つのはイヤ。

道後公園など、ぐるっと散策をしてから、松山城へ向かいますよ。

松山城を登る

路面電車に乗って、警察署前で下車。
大街道で下車していくのが本ルートのようで、
秋山兄弟生誕の地なんかも途中にあったりしたようだけど
地図で見て近そうなところから行ってしまいました。まあ気にせず進みます。

松山城は山の上なので延々と坂道を行きます。
ロープウェーやリフトでも登れますが、完全スルーで歩くのが信条。

ロープウェーが終了し、さらに歩くとようやく石垣にたどり着きます。
随分歩いた気もしますが、麓からここまで10分ほど。
でも本丸はまだずっと向こうに見えます。

門を抜けて石垣を越えると、上は平地になっていて公園のようになっていました。

ぐんぐん進むと、いよいよ目の前にお城が現れます。

入り口はこちらです。
松山城は連立式と呼ばれ、複数の建物が連結された構造になっています。
姫路城なんかと同じでダイナミックな感じです。
現存天守ということで内部も当時の雰囲気を保っています。  

いろいろ省略して最上階へ。

瀬戸内海が見えるはずなんですが、霞んでしまってよく見えず。
天気が良ければきっと素晴らしい景色が広がっていたと思います。

ふーー、満足。
城までの長い道のり、大きく巡る石垣と迫力の建造物、全体のスケール感がたまらんかったです。

さて、帰りは別のルートからいきます。
裏道のようなところで、こっちはあまり人がいません。勿体無い。

一気に下山。二之丸史跡庭園のほうへ降りて来ました。

せっかくなのでそちらも見て来ました。
これは当時の間取りを現しているそうですよ。

坂の上の雲の資料パネルも展示されていました。
ドラマ内で松山城が出てくるのをこのとき思い出しました。
城に夢中で、オープニングのシーンの場所とか確認してくるのを忘れていましたよ。

坂の上の雲

そんなこんなで、坂の上の雲にゆかりのある場所も見てこないとなあ、
というわけで萬翠荘。10分くらい歩いた先にありました。

こんな写真しか撮ってなかった。。
でもここは物語上は全然関係なかったかしら?

すぐ近くには坂の上の雲ミュージアム。

坂の上の雲って新聞連載だったんですね。
当時の連載の小さな切り抜きが1枚1枚、壁一面に貼られているのは壮観でした。
それ以外はあまり印象に残ってないかな?
パネルによる解説とかはネットで見たり調べたりするほうが
時間の無駄がないので流し見しかしませんでした。

・・あれ、坂の上の雲関連はこれだけしか見てない?

今治城へ足を伸ばしてみる

そろそろ13時。
道後温泉と松山城を回ったら、もう松山はいいかなって感じになったので
ちょっと今治まで脚を伸ばしてみることに。

今治へは特急で40分ほど。指定席をとったのに自由席はガラガラでした。

そして目的地は今治城。駅からは20分ほど歩きました。
海水が引かれた広大な堀がとても印象的です。
昔は港としても機能していたそうで。日本屈指の海城だとか。

まあ、城は立派な鉄筋コンクリート建てですから。中はガッカリな仕様です。

最上階からの展望は期待通りです。
瀬戸内海を間近に望むことができます。

鯛めしを食わずに帰れない

松山まで戻ってきたらもう16時半。
飛行機の時間を考えると、あと1時間半ほど余裕があります。
最後に地元のおいしいご飯を食べておきたい、ということで。

路面電車で再び道後温泉まで行き、おいでん家へやってきました。
入店は17時。すんなり入れましたが、
その後何組か来た後、入店待ちが発生しだしたので、いいタイミングだったようです。

郷土料理御膳を注文したら、続々と絶品料理が。写真は宇和島風鯛めし。

こうなると。乱暴に言えば鯛の刺身がのった卵かけご飯。

どの料理もうまい。さすがの人気店でした。これで思い残すことはないです。

さらば四国

たっぷり1時間かけて食べ終えると18:10。
松山空港行きのバスの時間は、、道後温泉駅前を18:17発かー、・・うわーあぶない
商店街でおみやげをと思っていたのに、そんな余裕は全然ありませんでした。

そんなこんなであわただしく空港へ。無事、旅の終着点です。
振り返れば、美しい風景と歴史のある建物、おいしい郷土料理もあり、とても良い旅でした。
おみやげが満足に買えなかったことだけが心残りですが
高知も松山もいいとこでした。いつかまた!

おしまい

Amazonでも一六タルトって買えるんですねー。
都内でもデパ地下とかで買えたりするからお土産としてイマイチな気がしたので
空港でも売っていた六時屋のほうを買いましたけどね。
まあ味は好みでどの店が特にオススメってのは無いかなあ。
道後温泉で見かけたコーヒータルトは気になりました。